先輩の声 VOICE

INTERVIEW

森田 卓志もりた たかし

  • 役職:現場主任
  • 兵庫県三田市在住 妻
  • 平成22年6月入社
  • 昭和44年6月生まれ
  • 資格:1級土木施工管理技士・監理技術者

「魅せる仕事」ではなく「見られる仕事」

株式会社 村田組に平成22年に入社の現場監督職員。元々は関東の建設会社にて16年間従事した事もあり、即戦力としてその手腕を発揮してくれました。


入社後は主に鉄道関係工事に携わり、特にJR大阪駅ホーム可動柵設置工事においては電車運行時間中の利用客の安全対策を講じつつ、夜間の限られた数時間で工事を行う必要があるため、作業員全員が迅速かつ確実に作業を行えるよう、新たなホーム仮覆工法を考案し、工期内に無事故で完成させるなど、鉄道の安定運行に大きく貢献、その功績が認められ令和元年に大阪府より大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)を受賞いたしました。また令和4年には元請の上級マイスター職長に認定されるなど優秀な技能をもって無事故・高品質の施工に寄与し、輝かしい評価を頂いた事は会社としても誇りと思う所であります。

  • 役職:現場主任
  • 兵庫県三田市在住 妻
  • 平成22年6月入社
  • 昭和44年6月生まれ
  • 資格:1級土木施工管理技士・監理技術者

「魅せる仕事」ではなく「見られる仕事」

建設業界に入ったきっかけ

子供のころからものづくりの仕事がしたいと思い、どうせ作るなら大きなものを作りたいと思い大学の土木工学科を卒業しました。関東の建設会社で経験を積んだ後、家庭事情で実家のある三田市からの通勤圏内で同業種である村田組へ転職しました。

一日の仕事の流れ

朝礼時間の30分前に出勤し、作業員さんとの雑談の中で当日作業の内容と注意事項を再確認しKYミーティングを行い、現場作業を実施します。計画通りの作業状況か、現場環境に計画との齟齬がないか監視します。日々変化する現場状況を把握し、昼の食事時や10時と15時の休憩時に作業員さんとのコミュニケーションで作業方法等の意見を聞き、より安全で効率の良い方法があれば元請業者と協議打合せを行い各工程間の作業調整等、作業員さんが作業しやすい環境を提供します。現場が稼働している間も翌日以降の協力業者との調整や資機材の段取り等、作業が止まらない様に調整しています。

仕事で大変だったこと

大阪駅のホーム柵工事に携わった時に、資機材持込から実作業、復旧までを 終電から始発までの4時間ほどの作業時間で行わなければならなく、万が一の不備で列車が止まったり、お客様が怪我をされたりなどないかと西日本一の乗降客を誇る駅だけに約3年の工期の間、気が休まる日が無かったことです。

活かす経験と伝える経験

大阪府知事表彰式典において 当社社員の森田卓志が受賞しました
仕事で嬉しかったこと

土木工事は公共性の高い仕事なので、工事現場の近隣の住民の方から完成したら便利になるとかキレイになって良かったとお声がけを頂いた時.は嬉しいですね。

思い出に残るシーン

以前の会社ではゴルフ場造成やダム造成、道路改良工事に携わってきましたが村田組に入社してからも新名神高速道路など自分が携わった現場が地図に残っており、最近ではインターネットで航空写真を見ることも出来るので、過去の現場の様子を見て失敗したことや上手くいったことなど思い出します。沢山ありすべてが思い出です。

仕事のやりがいについて

この仕事は何年やっていても同じ現場はなく、多岐にわたって工種があるので30年近くキャリアを積んでも初めての工種・工法に出会います。同じ工種でも作業環境が変われば環境に応じた工法を考え、常に勉強が必要です。初めての工法に対面する際は年齢に関係なく経験者に素直に教わる気持ちが大事だと思います。

段取り八分、仕事二分

休日の過ごし方

家族とのショッピングや食事をしています。あと夫婦そろって温泉が好きなので近くの温泉でゆっくり日々の疲れを取るようにしています。

今後の自身の目標や将来の夢

現場ではいつも高齢のオペレーターや作業員さんと一緒に仕事をしているのでいつまでも若手のつもりでいましたが50代半ばを迎え村田組にも若い職員やオペレーターも入ってきたので、今まで私自身がそうであった様にベテランの方から教わった技術の伝達を出来たらと思います。

就職を考えている方へのメッセージ

土木の仕事は肉体労働で頭を使わなくても誰にでも出来ると思われることがあります。しかし『段取り八分、仕事二分』という言葉が示すように事前準備をしっかり行うことで本作業が効率よく進められます。これから職長や管理監督業務を目指す経験の無い方は、初めは先輩社員に就いて基礎から学び、雑用係として作業することが多いと思います。建設業は3Kと言われキツイ・汚い・危険な職業と言われていますが、危険が伴うがゆえに職長と呼ばれる管理業務は責任重大です。経験が浅いうちは意味も分からず指示された仕事をこなしがちですが、今なぜ指示されたその作業が必要なのか自分で目的を考える癖をつけて下さい。考えることで、遣らされている仕事ではなく自分から遣っている仕事となって仕事に対するモチベーションも上がると思います。分からないことがあっても先輩社員は皆、親切丁寧に教えてもらえる人達だと思います。